あらすじ
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Haskellの特徴を凝縮したコンパクトな教科書
Haskell(ハスケル)は純粋関数型言語として注目を集めているプログラミング言語。
本書は、関数プログラミングの専門家が題材を厳選して著したものであり、すでに国内のHaskellユーザたちからの評価も高い。これからHaskellを始めようという人はもちろん、既存の入門書を購入している人たちにもお勧め。
第1章 導入
第2章 はじめの一歩
第3章 型とクラス
第4章 関数定義
第5章 リスト内包表記
第6章 再帰関数
第7章 高階関数
第8章 関数型パーサー
第9章 対話プログラム
第10章 型とクラスの定義
第11章 切符番号遊び
第12章 遅延評価
第13章 プログラムの論証
付録A 標準ライブラリ
付録B 記号表
付録C 訳者による関数の解説
付録D 訳語一覧
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
訳者前書きに「この本の著者であるHutton氏は,本書を世に出すことで,Haskellは難しいというのは間違いであることを示してくれた.」とある通り,非常に分かり易い内容.Haskellの難所であるIOやMonadの説明は最低限に留め,Haskellでの関数型プログラミングをどう勧めるかを実例を通じて丁寧に説明している.
Posted by ブクログ
Haskellすげえ!となる本。
出てくるコードが全て異様なまでに短いくせに、かなり複雑なことまでやってのけるのが面白い。
注意点としては、サンプルコードは全てインタプリタ上で動くものであり、単体で実行可能なプログラムの作成方法は載っていないことだろうか。
Posted by ブクログ
プログラミング言語には、手続きと関数とがあることは、よく知られている。関数の特徴を確りと理解している人が少ない。
そんな関数の特徴を知らないでプログラミングしてきた人たちの中で、最近Haskellの勉強会が流行りだと聞いた。
それで、あわててHaskell本を読み漁るようになりました。
本書は、プログラミングについての知識と経験がある人には、とても興味深い話題が多く、お勧めです。
Posted by ブクログ
Haskell初心者です。「ふつうのHaskellプログラミング」を読んでからのこの本を読みました。短いサンプルを使いながらの説明で、シンプルでとてもわかりやすい本です。現在、実際に動かしながら2回目を読み返しています。実行環境は本ではHugsで説明していますが、ghciでも同じコマンドが使えます。「ふつうの・・・」では型や型クラスあたりからよくわからなくなったのですが、この本でクリヤになりました。
Posted by ブクログ
発売当日に買って、一気読み。練習問題は面白そうなやつだけをピックアップしてチョロチョロ解いただけ。
日本は、プログラマという職業の評価が不当に低いことで有名な国だが、原因の一つはこういう良質な教科書が無かったことだと思う。つまり、大学できちんとプログラミングを教えてくれる人がいなくて、平均的なプログラマはそれほど高い技能を持っていないし、プログラミングを知らない人は誰にでもできることだと思っている。欧米じゃぁ、Programming Haskell を半期 20時間で読み終わるし、SICP を初年度から読むんだから、レベルが違うよなぁ。
Posted by ブクログ
厚みなどから勝手にHaskell入門書のように考えていましたが、あとから思えばそんなことはぜんぜんなく(入門書であれば『すごいHaskellたのしく学ぼう!』ですね)。
手続き型言語に慣らされた人間でも比較的さらさらと読んでいけますが、遅延評価の結果発生する独特の利点と問題点(無限数列や畳み込み)の説明などにはパラダイムのちがいの意味深さを意識させられるところもあり、そうした発見や気づき、驚きを紹介する本として悪くないなと思います。
Posted by ブクログ
最初の一冊として非常にオススメ。
「A Gentle Introduction to Haskell」を読んでみたけど全然 gentle じゃなかった……と舌を巻いていた自分にとっては非常に良い入門書だった。
また、著者である山本和彦氏のブログは Haskell(ひいては関数型言語)の理解を深める上で非常に有用なエントリが多いので必見。